人は血管とともに老いる

こんにちは、巣鴨のひだまりやです。
寒い日が続きますねー。
寒いと筋肉が緊張し、血管が縮みます。
そうすると血流が悪くなり様々な不調が起きてきます。
ところで私たちのこの血管、長さはどれぐらいなのでしょうか?
血管の長さは約10万キロ
これは地球を2周以上できる長さです。
そして、血管の内腔の総面積は3千㎡。これはテニスコート換算で約6面分です。
こんなに長くて大きいものが私たちの身体の中に納まっていると改めて考えると凄いと思いませんか?
その身体の中を隅々まで通っている血管を通じて、私たちは細胞に栄養を行きわたらせ、老廃物を回収しています。
そして、大人になったら新たな血管の発生や分化はありません。
血管を構成している細胞も増やすことはできません。
つまり、どれだけ大金を積んでも、血管が古くなってしまったからと「いい血管」に直すことは不可能なのです。
そのため、自分の血管を大事にしていい状態に保つことが、そのまま健康に直結するのです。
アメリカの医学者ウィリアム・オスラー氏は「人は血管とともに老いる」という有名な言葉を遺しました。
逆に言えば、「血管が若々しく保たれていれば、いつまでも健やかに過ごせる」ということです。
血管の老化とは「動脈硬化」のこと
動脈硬化が身体のどの部位で起こるかで病気の呼び名が違ってきます。
例えば脳で起きた動脈硬化は脳梗塞や脳卒中に繋がりますし、心臓で起きれば心筋梗塞になります。
では、どうすれば血管を健康に保つことができるのでしょうか。それは「食生活」と「運動」です。
こう書くと「やっぱりね・・・」、「わかってはいるけど・・・」と思われる方も多いのではないでしょうか?
そうです、みんな「わかっているけど、なかなか実践できない」のです。
でも、何も難しく考える必要はありません。
「ぼちぼち、ゆるく」をモットーにしたら良いのです。
「○○はしない」「○○は食べない」とするとそれだけで心の負担になってしまいます。
思いつめない程度の節制で、何事も八分目を意識する。
これだけでだいぶ違います。
そして、余裕があれば「1駅ウォーキング」をしてみましょう。
なぜウォーキングかというと、どんな人にとってもウォーキングはてっとり早く取り組めて負担も少ないからです。
逆に言うと、ウォーキングの習慣が続かないなら、ほかの運動も習慣化は難しいでしょう。
そして、ウォーキングは全身運動でもあります。
まとまって運動する時間はなかなかとれなくても、いつも降りる一駅手前の駅で降りて歩いてみる。
これも立派な運動です。
大事なのは習慣化して続けることです。
はりきって一回で終わるようなものでは意味がありません。
ぜひ自分ができる運動のやり方を見つけてみてください。
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