冷え性の方へ、体を冷やさないための衣服、入浴、食事のポイント

こんにちは、ひだまりや巣鴨店です。
今年は大雪が各地で降ったり、東京でも氷点下の日が続いたりと厳しい寒さの年になっていますね。
普段から冷え性の人や低体温の人は今年は特に辛いのではないでしょうか?
健康の基本は「冷やさないこと」です。
今日の記事では体を冷やさないための衣服、入浴、食事のポイントをいくつかお伝えしますので参考にしてください。
衣服
衣服での対策は下半身を温めることが基本です。冷えは下半身や体の深い部分が冷たい状態です。
「下半身はしっかり温め、上半身は重ね着で調節」しましょう。
冷えを感じる人と感じない人の皮膚の表面温度を比べると、顔、お腹、腰、手のひら、手の甲では差がなかったのに対し、冷えのある人は足の甲、足の裏、ふくらはぎの表面温度が低かったという傾向があるそうです。
冬の服装の基本は「下半身は暖かく、上半身は重ね着で調節」というのを覚えておいてください。
上半身の重ね着は外の気温や室温の状況によって調節できるよう着脱しやすい前開きのものを選ぶ、マフラーや手袋を活用するといった対策も有効です。
入浴
38~40℃前後のぬるめのお湯に15分以上じっくり浸かり、芯まで温まりましょう。
熱いお湯ではすぐにのぼせて短時間しか入れず体の表面が熱くなるばかりで芯まで温まりません。
ぬるめのお湯にじっくり浸かることでしっかり温まり血行が促進されます。
コツは「最初から肩まで浸からないこと」です。
これをしてしまうと上半身が先に温まってしまい、肝心の最も冷えを感じる足先が完全に温まりません。
お湯の中で足の指を動かしたり、ふくらはぎをマッサージするのも血行促進に効果があります。
食事
野菜を食べない、米、パンなどの炭水化物、レトルトやインスタント食品ばかり食べていて栄養バランスが乱れると熱の生成に必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラルの不足が起こって冷えをさらに悪化させます。
また、貧血にもなりやすくなります。
貧血によりヘモグロビンが不足すると栄養素が酸素不足で不完全燃焼を起こし、体を十分に温めることができません。
血液量が少なくなり末端への血液も不足してしまい、特に手足などの冷えの原因になります。
東洋医学には体を温める「陽性食品」と体を冷やす「陰性食品」という考えがあります。
以下に食材を挙げますので参考になさってください。
陽性食品:水分が少ない、硬い、寒い地域で育つ、赤やオレンジ色、苦味や塩辛いもの
里芋、玉ねぎ、りんご、チーズ、にんじん、ねぎ、唐辛子、ショウガ、梅干
陰性食材:水分が多い、やわらかい、暑い地域で育つ、白や紫色、酸味や甘みの強いもの
レタス、トマト、レモン、そば、キュウリ、もやし、こんにゃく、ナス、バナナ、カニ、ウナギ
もちろん陰性食材を食べてはだめということではありませんので、神経質になりすぎず、バランスよく食べましょう。
でも、頭の片隅には置いておいてくださいね。
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